【モノクロフィルム自家現像講座vol.1】必要な現像用品を揃えよう!

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フィルムカメラにも慣れてきたら、次にチャレンジしたいのは自家現像ではないでしょうか。

自分で現像をすれば、わざわざ写真店にお願いをすることもないので、手間は省けますし、時間も短縮できます。自分で一から仕上げていくからこそ、その写真にも一層の愛着を持つことができます!

今回は、自家現像に必要な用品をご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。

自家現像に必要なものを並べてみました!!

ざっと見ると非常にたくさんの現像用品が必要になることがわかるでしょう。
とはいえ、薬品以外は、一度購入してしまえば、長く使用出来るものになりますので、この機会に一気に揃えて行きましょう。

必要な道具

1. 現像タンク、リール

フィルムをリールに巻きつけた後、現像タンク内に入れ薬品に付けるために使用するものです。
主にプラスチック性(PATERSON…など)と金属性(LPLやマスコタンク…など)の現像タンクがあります。

筆者は、フィルムの巻きやすさからPATERSONを選んでいますが、現像ムラが少ない、マスコタンクが人気です。マスコタンクは現行で販売されていないので、ヤフオクなどで見つけた時は、購入を検討してみるのも良いでしょう。※少し高いですが・・・

2. ダークバッグ

フィルムをリールに巻き付ける時は、全暗室(セーフライトなどの光もない真っ暗闇)で作業をしなければなりません。
その際に持っておくと便利なのが、ダークバッグです。コレを使えば、全暗室になる環境を作る必要もないので、手間も少なく、怖くもありません。※全暗室の中で作業をするといろいろな意味でかなり怖いです。

ちなみに筆者の場合は、家中の電気を消し、お風呂場を全暗室にして作業をしていますので、ダークバックは持っていません。全暗室の環境を作るのでも一手間かかるうえ、気づかない所から光が漏れていることもあるので、慣れない内は、ダークバックの使用をおすすめします。

3. フィルムピッカー

フィルムケースの中からフィルムの端を引き出す際に使用します。製品によって違いは余りなので、そこまで考えないで購入して構わないでしょう。

4. 薬品ボトル

使用後の薬品を入れておくためのボトルです。現像液は流しに捨ててはいけません。貸し暗室などで使用後の廃液を引き取ってくれるので、それまで保管しておくための薬品ボトルが必要となります。

また、薬品は現像を行う際に都度作るのではなく、ある程度の量を作りおきします。定着、停止液、水滴防止剤に関しては、一度作った薬品を何度も使い回しできるので、これらも保管しておく必要があります。

筆者の場合、以下の薬品ボトルを揃えていますので、コチラを参考に購入してみるのも良いでしょう。

■筆者が使っている薬品ボトル
500㎖  薬品ボトル×1:停止液(酢酸)用
1ℓ   薬品ボトル×3:現像液(使い回し用)、定着液、水滴防止剤用
5ℓ   薬品ボトル×2:現像液(ストック用、廃液用)

5. 温度計

現像液は、温度の微妙な違いで現像時間が異なってきます。そのため、現像液の温度を図るためにも温度計は欠かせいない道具の一つです。
100円ショップなどで、売っている温度計を購入しておきましょう。

6. ビーカー

薬品を次々に入れては捨てと繰り返しますので、効率よく作業を行うためには ビーカーが欠かせません。
現像タンクごとに使用する薬品の量が決められていますので、その量に応じた大きさのビーカーを購入しておくと良いでしょう。

また、主に現像液、停止液、定着液の3つの薬品に関しては、効率よく入れ替えを行うので、最低でも3つのビーカーが必要となります。

7. フィルムクリップ

現像後のフィルムを上から吊るし、感想させる時に使用するものです。
フィルムクリップには重しがついていて、フィルムをまっすぐと引き延ばした状態で乾燥させることが出来ます。

8. はさみ

リールにフィルムを巻き付けるときや、現像後のフィルムを切るときに使用します。100円ショップで販売されているものでも十分なのですが、極力、補足、繊細に切断できそうなはさみを選んでおいた方が、余計な部分を切ってしまうなどのトラブルを避けられるため、おすすめです。

9. フォトスポンジ

現像後にフィルムを上からつり下げた時に残ってしまった水滴を吸うために必要な道具です。フィルムに水滴が残っていると乾燥後、水滴後が残ってしまうなどのトラブルが起きる可能性が高いです。
水滴防止剤をつけておけば、なかなかこのような事態に陥ることも少ないのですが、余計なトラブルを防止する意味でも購入しておいた方が無難でしょう。

薬品 ※消耗品

1. 現像液

現像液は、フィルム現像で最初に用いる薬品の事です。感光している部分の臭化銀(AgBr)を銀粒子に変える働きをしています。
現像液には様々な種類があり、それぞれ現像後の写りにも直接影響するものとなりますので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

ここでは、主な製品とその特徴について簡単に記載しておきます。

■KODAK D-76
最もポピュラーな現状液の一つ。
粉末状になっていて、適度な量の水に溶かして、使用します。仕上がりは、アンダーに写っている箇所が綺麗に描写されます。筆者もこの現像液を使用しています。
■KODAK T-MAX
液状タイプの現像液。比較的、現像時間が短く済みます。35mmのフィルムなどであれば、使い勝手が良いかもしれません。増感処理をした際もアンダーな部分を綺麗に描写できる現像液となります。
■イルフォード ID-11
全てのフィルムに対して、粒子性、シャープネス、階調に富んだ現像を行うことが出来る超微粒子現像液です。低感度、高感度、どちらのフィルムでも使用することが出来ます。

2. 停止液

停止液は、現像処理後、フィルムに残っている臭化銀(AgBr)の反応を止めるために使用する薬品です。酢酸を適度に希釈したものを使用します。

酢酸については、現像コーナーに様々な物が販売されていますがどれも変わりはありません。筆者は、酢酸を希釈して使用しています。
また、イルフォードなどからは、停止液用に「イルフォストップ」という製品も販売されています。

3. 定着液

定着液は、現像処理後、フィルムに残っている臭化銀(AgBr)を洗い流すために使用する薬品です。この薬品を使わずに、流水で洗い流す方もいるそうですが、筆者は試したことはありません。

主にKODAK、イルフォード、どちらのメーカーからもラピッドフィクサーという薬品が販売されていますので、いずれかを購入しておきましょう。

4. 水滴防止剤

水滴防止剤は、現像処理が終わったあと、フィルムを乾かす際に水滴が残らないようにするための薬品です。富士フィルムからドライウエルという薬品が販売されていますので、そちらを活用しましょう。

ドライウェルの中身は表面活性剤になっていて、振ると石けんのように泡立ちます。

モノクロフィルムの現像に必要な用品は、以上となります。
まずはこれらの現像用品を集めてみましょう。

ヨドバシカメラであれば、現像用品が豊富なので、一式揃えることが出来るはずです。
では、次回は、現像処理の手順について解説していきますので、そちらも合わせれご覧ください。

この記事を書いた人
CHEAP編集部
CHEAP編集部 / WEBライティング部門
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