「カメラの基本」ISO感度とは?その読み方〜設定時の目安と注意点まで

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露出を設定する際にとても重要な役割を担うISO感度。始めはなかなか、どの値にISO感度を設定すべきなのか悩む方も多いのではないでしょうか。これを使いこなすことで暗所でのもちろん、理想のシャッタースピードと絞りで撮影をすることが出来るようになるでしょう。

そこで、今回は、ISO感度の設定する際の目安から注意点までご紹介したいと思います。

ISO感度とは

まずは、ISO感度とはどのようなものなのかご紹介したいと思います。
読み方は、主に「イソかんど」や「アイエスオーかんど」と呼ばれます。
これは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)で決められた写真のフィルムが記録出来る光の強さを表す数値です。現在は、CCD(イメージセンサー)が記録出来る光の強さを表す際にも用いられます。

ちなみに、フィルムカメラを始めた方は、ASAやDINなどの表記を見かける機会も多いかと思いますが、これらは、アメリカ標準規格(American Standards Association)やドイツ工業規格(Deutsche Industrie Normen)が定めた値であり、規格が異なるだけで、ISO感度と同じ意味を持つものです。

ISO感度を上げれば、暗所での撮影も苦にならない!

ISO感度を1段上げることでシャッタースピード、絞りのいずれかを同様に1段下げたり上げたりすることが出来ます。

具体例:昼間の暗い室内(LV6)の適切露出
ISO       :400
絞り       :F4
シャッタースピード:1/15

このとき、ISOを1600まで上げる(2段上げる)とシャッタースピード、絞りのいずれかを以下の数値にすることが出来ます。

絞り       :F4  ⇒ F8 ※絞り2段下げ
もしくは、
シャッタースピード:1/15 ⇒ 1/60※シャッタースピード2段上げ
もしくは、
絞り       :F4  ⇒ F5.6 ※絞り1段下げ
シャッタースピード:1/15 ⇒ 1/30※シャッタースピード1段上げ

つまり、ISO感度を上げると空間の光を読み取る力が強まり、シャッタースピードや絞りもその値に応じて、光を取り込まない値に変更することが出来るようになります。

ISO感度を高くしておけば、どんな場所でも撮影出来る?

ISO感度を高くすれば、どれだけ暗い場所でも撮影することが出来ます。2016年3月に発売されたNIKON「D5」は、常用の最高ISO感度はなんと102,400。暗がりの中でも動きの早い動物をぶれる事なく写真に収めることが出来るでしょう。

ただし、ISOを上げれば上げるほど、欠点(デメリット)とも言える症状が出てきます。それは、ノイズの増加とコントラストの低下です。

ノイズが発生すると写真がざらざらとした質感になり、コントラストも低下してしまいます。

先ほど、ご紹介したNIKON「D5」などのカメラであれば、優秀なセンサーや画像処理エンジンを積んでいるため、ノイズやコントラストの低下を押さえることが出来ますが、それでもISO100の時の写真と比較すると差が出てしまうでしょう。これはどのカメラでも発生してしまうものです。

この欠点(デメリット)を考慮しつつ、最適なISO感度で露出を設定することが綺麗な写真を残すための方法と言えます。

ISO感度の目安ってどのくらい?

普段撮りでのISO感度では、以下の数値を目安に設定すれば、比較的綺麗な写真を撮影することが出来るでしょう。

ISO感度:100~400

日中のポートレート、風景写真など比較的明るい環境化撮影をする際は、ISO100〜400を目安に撮影をします。ISO100だと夕暮れ時になると室外でもなかなか、シャッタースピードを上げることが出来なくなるため、ISOを変えないで一日中撮影する場合(フィルムカメラなどでなかなかISOを変えることが出来ない場合)は、ISO400で撮影をすれば、苦なく夕暮れまで撮影出来るはずです。

ISO感度:800~1600

室内で撮影するときは、ISO800から1600を目安に設定する事をおすすめしまう。電球や照明の明かりは肉眼で見る時は明るく見えていますが、日光と比較すると非常に暗い光です。このようなシーンで撮影を楽しむ時は、この数値を目安にすると良いでしょう。

ISO感度:3200〜12800

薄暗いカフェなどであれば、3200~6400の感度を目安に撮影しましょう。さらにライブハウスなどで歌っているバンドマンなどを撮影するのであれば、被写体ブレを起こさないためにもさらにシャッタースピードを上げなければなりません。このようなシーンでは、ISO12800やさらに上のISO感度を目安に設定し、撮影すれば被写体ブレを起こすことなく撮影することが出来るでしょう。

迷った時はISOオートを使ってみよう!

とはいえ、すぐに最適なISO感度を設定することは難しいです。
デジタルカメラであれば、ISO感度自動制御機能がついているはずなので、慣れるまでの間は、そちらを活用してみましょう。

設定の流れ
①メニュー画面からISO感度設定を選択
②感度自動制御の項目を【ON】に変更

さらに上限感度に自分が撮影する際に使用したいと思うISO感度の上限を設定し、手ぶれが起きないようにシャッタースピードの低速限界を設定しておくと手ぶれやノイズを最小限にとどめる事が出来ます。
これらの設定もISO感度自動制御機能の設定画面で調整が出来るはずなので、是非設定して見てください。

ISO感度の上限とシャッタースピードの低速限界目安としては、以下の数値となりますので、迷ったときは、参考にしてみてください。

  • ISO感度の上限:6400
  • シャッタースピードの低速限界:1/30

まとめ

いかがでしょうか。ISO感度の特性を理解すれば、撮影の幅がきっと広がるはずです。

最初は悩むことが多いかと思いますので、今回ご紹介したISO感度設定の目安なども参考にまずは様々なシーンで試して見てください。

この記事を書いた人
CHEAP編集部
CHEAP編集部 / WEBライティング部門
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