写真でしか味わえない・・・ ボケ味のある写真の撮影方法!

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STUDY

boke_photo

A white peony / htakashi

肉眼では見ることの出来ないボケ味がある世界。
写真を始めた時に真っ先に撮ってみたいと思った方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな世界を写真に収める簡単な方法をご紹介していきたいと思います。

ボケ味がある世界はどうして肉眼で見れないの?

写真も人の目も目の前にある像を認識する際の光の捉え方に大きな違いはありません。

しかし、人の目は目の動きや脳の働きによって瞬間的に目に写る像を補正してしまっています。
そのため、美しいボケ味がある世界をとらえたとしても、肉眼に認識することが出来ないのです。

ある意味、人の目や脳は高性能過ぎるのです。

しかしながら写真はこの法則とは異なります。
写真の場合、目の前にある像を一定の条件で撮像面「フィルムやイメージセンサー(画像素子)」で記録することが出来ます。

そのため、人の目では補正されていたボケ味がある世界をそのまま一枚の写真として残すことが出来るのです。

ボケ味はなぜ生まれるの?

カメラは、目の前に広がっている像の光をレンズを通じて撮像面「フィルムやイメージセンサー(画像素子)」に届くことで、写真として記録することが出来ます。

目の前に広がっている像の光は、レンズ内を、上下左右様々な方向から通っています。その像の光が、レンズを通じて撮像面「フィルムやイメージセンサー(画像素子)」に届いた時に一点に収束している場合、ピントが合っている写真を撮影することが出来ます。対して、それ以外の範囲は、正確に像を認識できないため、ボケます。

ボケ味を活かした写真を撮る場合、このピントが合っていない範囲を上手に操ることが必要となります。

ボケ味を演出に欠かせない被写界深度を知ろう!

被写界深度とは、焦点を合わせた位置から、その前後でピントが合っている範囲のことを指します。

被写界深度という言葉になじみがなければ、「被写界深度=フォーカスが合っている範囲」と覚えておきましょう。

また、被写界深度には、前方被写界深度と後方被写界深度があります。これはピントが合っている位置の前後、均等な距離が被写界深度の範囲ではない為です。
一般的に前方の被写界深度が後方に比べて浅くなる傾向が多く、その割合飲め安は1:2となります。※レンズによって異なります。

絞りと焦点距離、撮影距離でボケ味を自在に操ろう!

ボケ味を出すためには、先ほどご紹介した被写界深度を浅く(狭く)し、フォーカスが合っている範囲を狭くしなければなりません。
被写界深度を変えるための一般的な方法としては、以下の3点が上げられます。

F値「絞り」を開く(0に近い値にする)

ピントは、目の前に広がっている像の光が一点に収束する時に合います。F値「絞り」を開くと、撮影する像の光をそれだけ多くレンズの中を通過させる事となり、結果的に光を一点に収束させている範囲以外の光も多く取り込む事にります。これこそが、ボケ味が生まれる理由です。

以下は図解で説明します!

【補足説明】
青範囲:被写界深度
赤範囲:ボケ範囲

50mm程度の焦点距離のレンズであれば、F値「絞り」をF.14やF1.8にすれば、綺麗なボケ味のある写真を撮影出来るでしょう。

焦点距離を長くする、撮影距離を短くする

焦点距離を長くし、ボケ味のある写真を撮ることと、撮影距離を短くし、ボケ味のある写真を撮ることは同じ事を意味しています。

ここからは図解で説明していきます。

【補足説明】
赤範囲:被写界深度

①異なる焦点距離のレンズで同じ被写界深度にした場合

撮影者と被写体の距離感がレンズの焦点距離に合わせて異なります。

②異なる焦点距離のレンズで同じ距離から撮影した場合

焦点距離が長いレンズ(望遠レンズ)の方が被写界深度が浅くなります。

③焦点距離が短いレンズ(広角レンズ)でも同様の被写界深度にしてみる

①と同様に焦点距離が短いレンズ(広角レンズ)でも被写体に近づけば、同じ被写界深度で撮影出来る。

一言でいえば、撮影しようとしている物体を極力近くで撮影をすれば、撮影対象範囲からのレンズを通過する光の角度がきつくなり、ピントを合わせなければならない範囲が小さくなり、被写界深度が短くなります。

対して、物体から遠い場所で撮影をすれば、光の角度は緩やかになり、ピントが合っている範囲が広くなり、被写界深度が深い状態になります。

または、焦点距離が長いレンズ「望遠レンズ」であれば、撮影対象の像に自分自身が近寄ることなく、焦点距離が短いレンズ「広角レンズ」で撮影した位置と同じ要領で撮影をすることが出来ます。つまり、焦点距離が長くすることと、撮影距離を短くすることは同じニュアンスと捉える事が出来ます。

この特性をふまえ、撮影距離、焦点距離を選ぶと様々なシーンでボケ味のある写真を撮影することが出来るでしょう。

ボケ味を演出しやすいカメラの選び方

また、ボケ味のある写真を撮りやすいカメラも存在します。
それは、35mmのセンサーサイズを持つ一眼レフカメラなどです。

光を受け取る撮像面「フィルムやイメージセンサー(画像素子)」が大きいカメラであれば、先ほどご紹介したF値「絞り」と被写界深度の関係と同様に撮影できる範囲が広がれば、同時にボケる範囲も広くなります。

対してコンパクトデジタルカメラやiphoneのカメラはセンサーサイズが小さいものが多く、レンズの明るさなども関係しますが、ボケ味のある写真がとれません。

また、センサーサイズが小さければ小さいほど、35mmのセンサーサイズを持つ一眼レフカメラなどと比較すると、同じ絞り値、同条件で撮影をしてもボケ味は生まれにくくなります。

まとめ

今回はボケ味を出す方法についてまとめてみました。
撮影をする際にこれらの知識を持っていれば、撮影をする際に応用がきき、撮影の幅が広がるはず!!

ボケ味のある写真を楽しんでみてください!

この記事を書いた人
CHEAP編集部
CHEAP編集部 / WEBライティング部門
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