【レンズ選びの基礎知識vol.1】フランジバックとバックフォーカスの違い

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Sony Alpha A7s with Leica 50mm f/2 summicron collapsible LTM (shot with Ricoh GR) / soelin

こんにちは。

今回は、他社メーカーのレンズやオールドレンズを試そうと思っている人であれば、必ず知っておかなければならない知識の一つでもあるフランジバッグとバックフォーカスについてご紹介していこうと思います。

特に、フィルムカメラ時代のオールドレンズを現代のデジタル一眼レフに付ける際に必ず押さえておきたいポイントでもあるので、是非参考にしてみてください。

フランジバッグ

フランジバックは、レンズを取り付けるマウント部分(レンズの取り付け部分)から、撮像素子面(フィルム面)までの距離の事をいいます。一眼レフの場合、上下に動くミラーがレンズと撮像素子面(フィルム面)の間にあるため、比較的フランジバックを長く取らなければなりません。しかし、レンジファインダーのカメラ場合、ミラーがない分、フランジバックを短くすることが出来ます。

具体的な各メーカーのフランジバックを並べると以下のようになります。

  • ・富士フィルムXマウント・・・17.7mm
  • ・ライカMマウント・・・27.8mm
  • ・キヤノンEFマウント・・・44.0mm
  • ・ニコンFマウント・・・46.5mm

上記のようにレンジファインダーを採用しているライカMマウントでは、フランジバックが短く、結果的にカメラのサイズ感も小さめに設計することが出来るのです。

また、現代のデジタルカメラの場合、光学式ファインダーを用いているNIKONやCANONの一眼レフカメラの場合は、フランジバックが長く、OLYMPUSやSONYのα7シリーズなどのミラーレス一眼レフカメラでは、フランジバックが短くなる傾向にあります。

バックフォーカス

バックフォーカスとは、レンズの一番端の部分から撮像素子面(フィルム面)までの距離の事を言います。バックフォーカスとよく混同されがちですが、概念は全く異なります。バックフォーカスの距離が短いと、たとえレンズを取り付けることができたとしても、一眼レフのように上下に動くミラーと接触してしまい、撮影出来なくなってしまいます。

ミラーレス一眼やレンジファインダーカメラの場合、このバックフォーカスにおいてもミラーがない分、短く設計することが出来るため、焦点距離の短い広角レンズを設計しやすくなります。

デジタル、フィルル問わず、光学式ファインダーを採用している一眼レフカメラの場合、バックフォーカスもフランジバックと同様に長めに設計しなければならないため、焦点距離の短い広角レンズを設計する場合、バックフォーカスが短いレンズと比較すると、特殊な設計を施さなければ用いなければならないようです。

フランジバック対応表

フランジバックとバックフォーカスについてご紹介しましたが、皆様がカメラを楽しむ上で気にしなければならないのは、フランジバックです。

一般的には、フランジバックが使用しているカメラに対して長いメーカーのレンズであれば、マウントアダプターを使用することによって、他社メーカーであったとしても使用する事が出来るので、以下のフランジバック対応表を参考にしてみてください。

マウント フランジバック 種別
ペンタックスQマウント 9.2mm ミラーレス
FujiFilm Xマウント 17.7mm ミラーレス
キヤノンEF-Mマウント 18mm ミラーレス
ソニーEマウント 18mm ミラーレス
マイクロフォーサーズ 19.3mm ミラーレス(4/3型)
ライカ Mマウント 27.8mm レンジファインダー
ライカ Lマウント 28.8mm レンジファインダー
キヤノン EFマウント 44.0mm 一眼レフ(35mm)
ソニー(ミノルタ) αマウント 44.5mm 一眼レフ(35mm)
ペンタックス Kマウント 45.5mm 一眼レフ(35mm)
M42マウント 45.5mm 一眼レフ(35mm)
ニコン Fマウント 46.5mm 一眼レフ(35mm)
ライカ Rマウント 47.15mm 一眼レフ(35mm)

いかがでしょうか。

撮影する分には余り気にすることはありませんが、他社メーカーのレンズやオールドレンズを試す時に必ず押さえておきたい知識の一つでもあるので、ぜひコチラの内容を参考にしてみてください。

この記事を書いた人
CHEAP編集部
CHEAP編集部 / WEBライティング部門
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